電車で山梨県の昇仙峡へ
日帰りの旅に出た
東海道線を西へ進み
富士で乗り換え身延線へ
西富士宮からは急行「富士川」に乗車
現在は静岡-甲府間の特急となっているが
当時は三島発着の列車があり
沼津の高校からの帰りによく見かけた
このとき初めて乗車したが
急行券が必要ということで
かなり贅沢な気分だった
急行富士川の車内にて 今はなき165系電車 |
終点の甲府で下車
初めて訪れる場所だった
ここで昇仙峡行きのバスに乗り換え
バスは市街地から山道に入って
カーブを繰り返しながらしばらく登り
昇仙峡の下流にある停留所で下車し
渓谷を見ながら徒歩で上流へ向かった
川沿いの道は
「トテ馬車」が運行されているということで
車も通れる整備された舗装道路
ところどころに休憩用のベンチもあった
天気は西富士宮にいたころから悪く
空は雲に覆われ小雨がぱらつく
このときのカメラには
少々高価なリバーサルフィルムが入っていたので
それを意識してか
今見ると撮影枚数がかなり少ない
いわゆる「スライド」用のフィルムで
現在は一枚ずつ
白いフレーム(マウント)に入れてある
保存状態がよく
「富士山一周」の写真より綺麗にスキャンできた
渓谷は奇岩や急流・滝が次々と現れ
規模も十分にあって失望することがなかった
観光コースの終わりには土産物屋が並び
さらにロープウェーもあったのだが
天気が悪く上からの眺望が期待できないので
乗るのはやめておいた
バス停を探すのに少々手間取ったが
無事に乗車
雲間からわずかに夕焼けがのぞき
夕闇迫り街明かりが点在する甲府盆地へと
山道を降りていく
甲府駅についたころにはすっかり夜
再び急行富士川で帰った