1991/07/07

山北

高校の図書室で鉄道路線の本を読んだ際
同じ静岡県東部にありながら
あまりなじみのなかった御殿場線が
もとは東海道線だったということなどを知り
行ってみたいと思っていた


そして1991年7月7日
改装前の三島駅で切符を買い
国府津から反時計回りに
御殿場線に乗ってみた

昼食のおにぎりと一緒に国府津で買った
カルピスウォーターは
まだ発売されたばかりで
物珍しかったのを覚えている

昼過ぎに山北駅で下車
国府津では晴れていたのだが
今にも雨が降りそうな空

かつては峠越えの機関車の
基地があった場所だというが
現在は小さな途中駅だった

山北駅近くの公園にあったD52
2012年現在は屋根が付けられています
駅前のさびれた街並みを
少し歩いてみた後
城址があるという表示を目にしたので
案内板をたどって山道を登った

河村城址
城址は単なる広場だった
駅へ帰ろうとしたところ
親子連れに道を聞かれた

自分も初めて来た場所だったが
「酒水の滝」という観光地を
目指しているらしく
同行することに

城址のそばからの眺め
パンフレットによると赤い橋が目印だといい
たしかに東名高速道路の赤い橋が
見えていたのだが
あまりにも遠過ぎる

とりあえず地図に従い
みかん畑の中を通って山を下った

東名高速道路の赤い橋

駅の反対側には酒匂川が見えた
平地に降りしばらく歩いたところ
赤い橋を発見

天候は少し回復したらしく
雲間から夕陽の光が漏れてきた

目指していた赤い橋
そしてようやく酒水の滝入口
そこそこの観光地らしく
地元の工芸品を売る屋台が出ていた

記念に木のヘラを買ったが
それは今でも実家で
カレーをかきまぜるのに使っているはず

酒水の滝の説明版

ついに酒水の滝に到着

酒水の滝
かなり歩いたので遠くまで来たかと思ったら
山北駅まではすぐだった

駅で親子連れと別れて御殿場線で沼津へ

帰宅時間らしくそこそこの混雑で
米軍基地のある富士山麓を通るため
米兵の姿が多かったのが印象に残った